オスカーズグラインド法についてシミュレーションをもとに徹底解説


オスカーズグラインド法の性質

オスカーズグラインド法は、冒頭でも述べた通り、確かにリスクは低めのベッティング方法となっています。

他のベッティング戦略に比べ、どのような利点があるかと言うと、

  • ベット額が急激に上がることはない
  • 連勝した時点で利益確定すれば高確率で残高が増えていく

点が挙げられます。

ベット額が急激に上がらない点について、よくテーブル上限を意識しなければいけないといわれるマーチンゲール法や連敗が込んでいるときのココモ法などのように、一気に資金を失う可能性が低くなっている点で資金管理初心者のギャンブラーにも向いています。

デメリットを上げるとすれば、

  • 資金が増えるスピードが遅い
  • 長期的にはマイナスになる確率が高い

点となります。

ある局面では、資金が±ゼロすれすれの水準を長い時間推移することがあります。かなりじれったく感じるギャンブラーもいることでしょう。また、長期的にはマイナスになる確率が高い点については、これはギャンブルの宿命と言えるかもしれません。ゲームのRTPが100%を割っている以上、プレイする回数が膨大になるほど、残高はRTPに収束していきます。

そんなこと言ったら元も子もないじゃんか!と聞こえてきそうですが、大丈夫。この記事で活用のコツまで徹底解説します!

オスカーズグラインド法が使えるゲーム

オスカーズグラインド法は、配当が2倍の選択肢でプレイできるゲームで用います。具体的には、ルーレットのレッド・ブラック、ハイナンバー・ローナンバー、偶数・奇数へのベット、またはブラックジャックやバカラ、シックボーなどのゲームで用います。

オスカーズグラインド法の仕組み

オスカーズグラインド法の基本は、

  • 不的中だった場合、ベットは同額でまたチャレンジ
  • 的中した場合、ベットを1単位増やす
  • 収支が±ゼロになったらリセット

の3点になります。

すぐにでも実践できるほど簡単な手順です。実際にルーレットのRNG無料ゲームなどをひらき、ベットシミュレーションしながらこの記事を読んでみてください。驚くほど簡単に、そして効果が実感できるはずです。

それでは、オスカーズグラインド法の手順詳細を説明していきます。

オスカーズグラインド法手順その1-ベットユニットを決める

まず、ベットするユニット(単位)を決めます。例えば軍資金10,000円でスタートし、ベット単位を1%にするのであれば、ユニットは100円になります。

10万円の資金で1%であれば、1,000円ですね。後で解説しますが、的中率はほぼ2分の1のゲームで実践するため、残高が大きく動いたり、ベット額が大きくなったりする局面はあまり発生しません。ローリスクローリターンな戦略のため、短期戦を前提に、資金の2桁%に近いベット額を設定するのもアリと言えます。

今後、ベット額はすべて「単位」(=ユニット)で話を進めていきます。あなたが設定した1単位当たりが1,000円であれば、2ユニットと言えば2,000円、5ユニットと言えば5,000円になりますので間違えないように読み進めてください。

オスカーズグラインド法手順その2-ゲーム開始以降のアクション

「アクション」とは、プレイヤーがとるべき行動になります。ここでは、不的中時と的中時でアクションが分かれますので、それぞれ確認していきます。

オスカーズグラインド法 ベットが不的中だった場合

ベットが不的中だった場合は、そのままのベットユニットでゲームを続けます。何連敗しても、基本的にはベットユニットを変えることはしません。

オスカーズグラインド法 ベットが的中した場合

ベットが的中したら、ベットを1単位増やして次のラウンドをプレイします。

1ラウンド目に的中、2ラウンド目も的中した場合は?

2ラウンド目に的中した場合、1ラウンド目の+1単位の利益、2ラウンド目の+2単位の利益で合計+3単位の収益になります。

1ラウンド目に的中、2ラウンド目が不的中だった場合は?

基本のアクションに則り、2ラウンド目はベットを2単位に増やします。ここで不的中となると、-2単位の損失となり、1ラウンド目の+1単位から累積して-1単位の収益になります。

1ラウンド目〇、2ラウンド目×だった場合の3ラウンド目のアクション

この場合、3ラウンド目は2ラウンド目と同じ2単位でベットします。的中すれば+2単位で収益は+1単位となり、不的中だとマイナスが累積していき-3単位となります。不的中だった場合でも、次の回で的中すれば収益は-1まで回復します。

これを繰り返していくとわかるのは、

マイナスが累積するスピードが遅い 連勝すると一気に残高が±ゼロ付近まで回復する

ということです。

このルールにのっとり、いくつかのケースでシミュレーションしてみましょう。

オスカーズグラインド法シミュレーション

オスカーズグラインド法を用い、15回連続でルーレットの二者択一のベットでプレイしたとします。

下の表では、的中を〇、不的中を×としています。

基本のやり方に則ってプレイするのであれば、1ラウンド目に的中した場合、ベットユニットを1単位増やすことになります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース1

まずは、よくありがちなパターン。的中、不的中が適度に入り混じった流れです。

ラウンド結果 ラウンド収支 総収支
1
1
2
3
×
-2
1
2
3
×
-2
1
2
3
×
-2
1
2
3
×
-2
1
×
-2
-1
2
1
3
4
×
-3
1
3
4
×
-3
1
3
4
×
-3
1
3
4

収支の変化をグラフにすると、次のようになります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース1

まったく華のないプレイですね。残高がちょこっと増えては減り、ちょこっと減っては戻り、を繰り返しています。例えばルーレットでは、ブラックにかけた時に的中する確率が18÷37≒48.6%、不的中の確率が100%-48.6≒51.4%なので、ほぼほぼこのような、または上下をひっくり返したような(マイナス域で似たような)推移をすることになります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース2

ケース2でのシミュレーションは、以下のようにそこそこ連勝が発生するパターンです。

ラウンド結果 ラウンド収支 総収支
1
1
2
3
×
-2
1
2
3
3
6
4
10
×
-4
6
4
10
5
15
×
-5
10
5
15
6
21
×
-6
15
×
-6
9
×
-6
3
×
-6
-3
×
-6
-9
6
-3

グラフにすると、次のようになります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース2

オスカーズグラインド法では「的中時にベットを上げる」ため、ラウンドが進行していくほど上下が激しくなります。連敗が続いている後半では、資金が一気にマイナス域に突入しています。このシミュレーションでは5連敗していますが、5連敗する確率は51.4%の5乗で約3.6%となります。少ないように思えるかもしれませんが、33回に1回は発生することになります。

ラウンドをこなすルーレットでは、33回など20分程度で進行してしまいますので、こういう場面もそれなりに覚悟しておく必要があります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース3

次は、連敗が続くケース。

ラウンド結果 ラウンド収支 総収支
1
1
2
3
×
-2
1
2
3
×
-2
1
×
-2
-1
2
1
×
-2
-1
×
-2
-3
×
-2
-5
2
-3
×
-2
-5
2
-3
×
-2
-5
×
-2
-7
2
-5
×
-2
-7
2
-5

グラフにすると、次のようになります。

オスカーズグラインド法シミュレーション ケース3

連勝していないため、ベット額が上がりません。その分なかなか回復できていませんが、これだけ不的中が続いても資金の減り具合は意外に少ないのがわかるかと思います。これが、「オスカーズグラインド法はローリスクローリターン」のゆえんと言えます。

オスカーズグラインド法では勝てるのか?

オスカーズグラインド法は必ず勝てるかと言えば、ギャンブル全般に言えるのと同じで、「絶対」はありません。すでに述べた通り、的中する確率が48.6%、不的中の確率が51.4%なので、長期的には残高は減ります。

このことは、期待値の偏差をグラフにすれば一目瞭然です。

期待値とは、的中したときに得られる賞金と、不的中時の損失にそれぞれの発生確率を掛け合わせたものです。

例えば、2ラウンド続けてプレイしたときの結果を考えてみましょう。結果は、次の通りのパターンがあります。

1ラウンド目当たり、2ラウンド目ハズレ 1ラウンド目当たり、2ラウンド目当たり 1ラウンド目ハズレ、2ラウンド目ハズレ 1ラウンド目ハズレ、2ラウンド目当たり

それぞれのパターンの期待値をまとめると、次のようになります。

累積収益
〇〇
〇×
×〇
××
1ラウンド目
1
1
-1
-1
2ラウンド目
3
-1
-2
確率
0.24
0.25
0.25
0.26
期待値
0.71
-0.25
0.00
-0.53

期待値の合計は-0.07となっており、「長期的には残高は減る」という根拠はここからもわかります。同じように、試行回数を増やし、3ラウンド連続プレイしたときの結果を見てみましょう。

累積収益
〇〇〇
〇〇×
〇×〇
〇××
×〇〇
×〇×
××〇
×××
1ラウンド目
1
1
1
1
-1
-1
-1
-1
2ラウンド目
3
3
-1
-1
-2
-2
3ラウンド目
6
-2
2
-2
-1
-3
確率
0.11
0.12
0.12
0.13
0.12
0.13
0.13
0.14
期待値
0.69
0.00
0.00
-0.26
0.24
-0.26
-0.13
-0.41

ここでも、期待値の平均は-0.12と増えています。この表の偏差を求め、グラフにすると次のようになります。

オスカーズグラインド法の期待値の偏差による分布

数学が苦手でも、直感的にとらえて構いません。点が上にある方が発生頻度が多く、点が下にある方が発生頻度が低くなり、左にあるほどマイナスが大きく、右にあるほどプラスが大きくなります。4連続ラウンドをプレイした場合はどうでしょうか。

累積収益
〇〇〇〇
〇〇〇×
〇〇×〇
〇〇××
〇×〇〇
〇×〇×
〇××〇
〇×××
×〇〇〇
×〇〇×
×〇×〇
×〇××
××〇〇
××〇×
×××〇
××××
1ラウンド目
1
1
1
1
1
1
1
1
-1
-1
-1
-1
-1
-1
-1
-1
2ラウンド目
3
3
3
3
-1
-1
-1
-1
-2
-2
-2
-2
3ラウンド目
6
6
-2
-2
2
2
-2
-2
-1
-1
-3
-3
4ラウンド目
10
2
1
2
-2
-1
-3
5
-1
-3
-3
1
-3
-2
-4
確率
5.58%
5.90%
5.90%
6.24%
5.90%
6.24%
6.24%
6.60%
5.90%
6.24%
6.24%
6.60%
6.24%
6.60%
6.60%
6.98%
期待値
0.56
0.12
0.06
0.00
0.12
-0.12
-0.06
-0.20
0.30
-0.06
-0.19
-0.20
0.06
-0.20
-0.13
-0.28

期待値の平均は-0.23となりました。偏差をグラフにすると、次のようになります。

オスカーズグラインド法の期待値の偏差による分布

このように、試行回数が増えるほど、偏差のグラフは次のように収束していきます。

オスカーズグラインド法の偏差のグラフ

ここからわかるのは、

  • 1
    一番発生しやすいのはほぼ±ゼロ:つまり最初に述べた「オスカーズグラインド法は大きくは勝てない」という点の裏付けであること
  • 2
    マイナスが発生する頻度はプラスが発生する頻度より高いが、大きくは減らない:つまり、オスカーズグラインド法はローリスクローリターンであるという点の裏付けであること
  • 3
    プラスが発生する頻度はマイナスが発生する頻度よりは低いが、連勝が出れば大きく残高が増える

ということになります。

オスカーズグラインド法のリスクをさらに小さく

オスカーズグラインド法では、的中時にベットを上げるため、前出のシミュレーションのケース2のように、連勝が続くとベット額が上がってしまいます。

ベットが上がった状態で連敗が続くと、破産の危険が高まります。

この場合、オスカーズグラインド法の実践をセットと考え、「1セットは残高がプラスになった時点」とし、その時点でリセットしベットを1ユニットに戻せば、ベットは上がらなくなります。

こうすることで、もちろん獲得残高は減りますが、長くより安全にプレイできます。

オスカーズグラインド法の勝どきの見極め

オスカーズグラインド法では、繰り返しますが大きくは勝てません。じっくり増やしていくことを狙いましょう。

ベットユニットで言えば、10~15単位増えただけでも大勝ちと言えるかもしれません。ラウンド数をこなすほど、マイナス残高になる確率は高まるので、その時点で利確し、逃げ切るのが得策です。

資金管理

大きく勝てない中、効率を狙うのであればベットを上げるしかありません。この場合、例えば資金を3分割し、資金の5%程度を投じてオスカーズグラインド法を実践します。10ユニットの利益が乗ったら、50%増えることになります。その分、分割した資金が破産となる可能性も高まりますので、この場合でも勝ち逃げを心掛けるようにして下さい。また、ベットが大きいと、連勝した際にベットが上がると破産のスピードも速まりますので注意しましょう。

また、ベットが上がるとリスクも上がり、低ベットでは大きくは勝てない戦略なので、資金が15%~20%減った時点で復活は難しいととらえておくのがよいでしょう。この場合は、潔く損切りとなります。