長期戦向き!ダランベール法についてシミュレーションをもとに徹底解説


ダランベール法の特徴3つ

ダンベール法の特徴は大きく分けて3つあります。

  • 1
    勝率50%・2倍配当のゲームに使える
  • 2
    勝ったら賭け金を-1、負けたら賭け金を+1を繰り返し利益の積み上げ
  • 3
    長期戦になる

ダンベール法は損失回収のできるマーチンゲール法などと同じ攻略法の仲間です。ただし負ける度に倍賭けしていき、勝利した時点で損失額を全て取り戻せるマーチンゲール法とは違い、「1単位」ずつ増減していく方法なので勝敗の動向が非常に緩やかなのが特徴です。

ダンベール法を使う前の準備

使い始める前の心得として、最初はどのくらいのトータル資金で賭けるかを決め、切り上げるタイミングを設定しておきます。そうしておかないと長期戦に入ったときに連勝していたとしても後で負けが続いた際に損失が出てしまい、回収しにくくなる恐れがあります。状況によっては別の攻略法に転じた方が良い場合もあります。

ダンベール法の生みの親

ダランベール法はフランスの数学・哲学・物理学を極めたジャン・ル・ロン・ダンベール氏が18世紀に考案しました。もともと力学の原理として「ダンベールの原理」として生み出され大学の力学テストにも登場します。低資金で堅実に稼ぐためのローリスク・ローリターンの手法が投資やオンラインカジノでも十分に通用し、長きに渡って活用されています。

ダランベール法が向いているゲームの種類

ダンベール法が使えるカジノゲームの種類は50%で2倍配当が適しています。具体的なゲームは以下になります。

  • ルーレット
  • ブラックジャック
  • バカラ

当サイトにはゲームの種類に関する詳細記事があるので、どんなゲームが自分の好みに合うのかチェックしてみましょう!

ルーレット

ルーレット

ルーレットには賭ける場所がたくさんありますが、50%の勝率である赤or黒、奇数or偶数、ハイorローに適応します。

ブラックジャック

ブラックジャック

ブラックジャックはディーラーもしくはプレイヤーのどちらが勝つのかに賭けるゲームなので常に勝率は50%になります。

バカラ

バカラ

バカラはバンカーもしくはプレイヤーのどちらかに賭けて楽しみます。ダンベール法を使う場合はタイ(引き分け)に賭けないようにします。

ダランベール法の使い方

ダンベール法の使い方手順として一番基本的なことは「1ゲーム毎に賭け金の1単位を増減する」ということです。

手順1)まずは基本となる賭け金を決める

スタートの際の賭け金設定は自分で決めます。仮に5ドルをベースとしてみましょう。

手順2)増減金額を決める

買った場合と負けた場合の次の増減金額を決めます。この増減額は自分のトータル資金に関係する肝になるので慎重に決めましょう。大きい額にすると利益も大きくなりますが同時に負担も大きくなり損失が出やすくなります。今回は仮に1ドルとします。

手順3-1)勝った場合は賭け金を1減らす

仮に5ドルを最初に賭けて連勝した場合は以下のような賭け金の推移となります。賭け金は「勝ったら減らす」の繰り返しです。

ゲーム回数 賭け金 勝敗
1
$5
2
$4
3
$3
4
$2
5
$1

手順3-2)負けた場合は賭け金を1増やす

負けている場合は勝っている時とは逆に賭け金は「負けたら増やす」の繰り返しです。

ゲーム回数 賭け金 勝敗
1
$5
x
2
$6
x
3
$7
x
4
$8
x
5
$9
x

連勝後、賭け金が0になった時はどうするのか?

しかし連勝していくといずれ賭け金は0になります。この場合は2種類の賭け方があります。

①賭け金を0にすることなく1ドルを賭け続ける=損失はかなり抑えられますが利益は微量です。

②最初の賭け金(この解説記事では5ドル)にリセットする=賭け金が0になる前にリセットすると勝敗結果によっては①よりかは利益が得られます。

シュミレーションによるダランベール法の検証

それでは早速ダンベール法のシュミレーションをしてみましょう。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 増減 損益
1
$5
X
マイナス$5
マイナス$5
2
$6
X
マイナス$6
マイナス$11
3
$7
プラス$7
マイナス$4
4
$6
プラス$6
プラス$2
5
$5
X
マイナス$5
マイナス$3
6
$6
プラス$6
プラス$3
7
$5
プラス$5
プラス$8
8
$4
X
マイナス$4
プラス$4
9
$5
プラス$5
プラス$9
10
$4
X
マイナス$4
プラス$5

ゲームは終了していませんが上記の表のように5勝5敗でも全体的に利益が出ています。なぜそのような結果になるかというと、

  • 勝った時に賭け金を下げると、次回負けた時の賭け金が少なくなる
  • 負けた時に賭け金を上げると、次回勝った時の賭け金が多くなる

というカラクリから自然と利益が積み上がっていくようにできているのです。

ダランベール法の良い面と悪い面

ダランベール法を活用するにあたって当然他の攻略法と同じく良い面・悪い面が存在します。自分の勝敗状況や資金を考慮して臨機応変に使っていきましょう。

ダランベール法の良い面

  • テーブルリミットに達しない
  • 賭け金が緩やかに向上
  • 勝敗が五分でも利益が残る
  • 負け越した時でも利益が残せる可能性あり

テーブルリミットに達しない

ダンベール法の賭け金自体が1単位ずつなので最初の賭け金が低めに設定されていればテーブルリミットを気にすることなく長期的にプレイが楽しめます。

賭け金が緩やかに向上

ダランベール法の特徴の一つでありメリットでもあるのが賭け金を少しずつ増減させるということです。従って負けた時の損失を最大限に抑えることができます。

勝敗が五分でも利益が残る

負けた時に勝った時よりも賭け金を少なくしていくシステムなので五分五分の結果でもある程度の利益が残ります。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益
1
$5
プラス$5
2
$4
x
プラス$1
3
$5
プラス$6
4
$4
x
プラス$2
5
$5
プラス$7
6
$4
x
プラス$3
7
$5
プラス$8
8
$4
x
プラス$4
9
$5
プラス$9
10
$4
x
プラス$5

負け越した時でも利益が残せる可能性あり

ベースとなる賭け金と増減させる賭け金を同じ金額に設定すると負け越した場合でも利益が残ります。ただしベースとなる賭け金と増減させる賭け金の両者が同じじゃないと起こらない現象なので注意してください。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益
1
$5
マイナス$5
2
$10
プラス$5
3
$5
4
$10
プラス$10
5
$5
プラス$5
6
$10
プラス$15
7
$5
プラス$10
8
$10
プラス$20
9
$5
プラス$15
10
$10
プラス$5

ダランベール法の悪い面

  • 勝敗が交互に出ると利益高が少ない
  • 連勝後に連敗すると損失が出る
  • 連勝しても利益が大きくならない

勝敗が交互に出ると利益高が少ない

これは良い面でもあり悪い面としても捉えることができます。勝敗が交互に続いた場合は損失は大きくありませんが利益も大きくありません。

連勝後に連敗すると損失が出る

ゲーム回数にもよりますが、特に該当するケースとして連勝した後に連敗してしまうと損失が出てしまいます。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益
1
$5
マイナス$5
2
$4
プラス$9
3
$3
プラス$12
4
$2
プラス$14
5
$1
プラス$15
6
$5
プラス$10
7
$6
プラス$4
8
$7
マイナス$3
9
$8
マイナス$11
10
$9
マイナス$20

連勝しても利益が大きくならない

ダンベール法は1単位ずつ増やしていくという方法なので大きな利益は望めません。他の攻略法を使った場合は連勝することで大きな利益増に繋がりますが、ダンベール法の場合は10回ゲームをしても利益は以下の表の様にたったの20ドルです。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益
1
$5
マイナス$5
2
$4
プラス$9
3
$3
プラス$12
4
$2
プラス$14
5
$1
プラス$15
6
$1
プラス$16
7
$1
プラス$17
8
$1
プラス$18
9
$1
プラス$19
10
$1
プラス$20

ダランベール法の欠点を補う方法

ダンベール法には連勝する度に利益が下がっていくという欠点を持ち合わせています。よってこの欠点を補う方法としては、賭け金を10ドル以上から始めて1ドルまで減ったらリセットするという方法です。これを「改良型ダンベール法」と言います。

ゲーム回数 賭け金 勝敗 損益
1
$10
プラス$10
2
$9
プラス$19
3
$8
プラス$27
4
$7
プラス$34
5
$6
プラス$40
6
$5
プラス$45
7
$4
プラス$49
8
$3
プラス$52
9
$2
プラス$54
10
$1
プラス$55
11
$10
プラス$65
12
$9
プラス$74

上記の表の様に賭け金が1ドルまで下がった後にリセットすることで連勝による利益確保が可能になります。逆に損失額も増えることなるので予算を見計らいながら最初の賭け金を設定します。

ダランベール法と他の攻略法を比較

ダンベール法はどちらかと言えば損失を取り戻す攻略方です。同じ損失回収攻略法である代表的なマーチンゲール法とグランマーチンゲール法を使ってシュミレーション比較してみます。

連敗続きの場合の比較

先ずは連敗ばかりしている時を比較してみます。1勝9敗の場合を例にします。

ダンベール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$5
マイナス$5
2
x
$6
マイナス$11
3
x
$7
マイナス$18
4
x
$8
マイナス$26
5
x
$9
マイナス$35
6
x
$10
マイナス$45
7
x
$11
マイナス$56
8
x
$12
マイナス$68
9
x
$13
マイナス$81
10
$14
マイナス$67

マーチンゲール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$1
マイナス$1
2
x
$2
マイナス$3
3
x
$4
マイナス$7
4
x
$8
マイナス$15
5
x
$16
マイナス$31
6
x
$32
マイナス$63
7
x
$64
マイナス$127
8
x
$128
マイナス$255
9
x
$256
マイナス$511
10
$512
プラス$1

グランマーチンゲール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$1
マイナス$1
2
x
$3
マイナス$4
3
x
$7
マイナス$11
4
x
$15
マイナス$26
5
x
$31
マイナス$57
6
x
$63
マイナス$120
7
x
$127
マイナス$247
8
x
$255
マイナス$502
9
x
$511
マイナス$1,013
10
$1,023
プラス$10

比較の結果

3種の損失回収攻略法を見ても1番損失を被るのはダンベール法です。どちらにしても確実に言えることは連勝することが必須ということです。

5勝5敗の場合の比較

次に5勝5敗の場合を比較してみます。

ダンベール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$5
マイナス$5
2
x
$6
マイナス$11
3
x
$7
マイナス$18
4
x
$8
マイナス$26
5
x
$9
マイナス$35
6
$10
マイナス$25
7
$9
マイナス$16
8
$8
マイナス$8
9
$7
マイナス$1
10
$6
プラス$5

マーチンゲール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$1
マイナス$1
2
x
$2
マイナス$3
3
x
$4
マイナス$7
4
x
$8
マイナス$15
5
x
$16
マイナス$31
6
$32
プラス$1
7
$1
プラス$2
8
$1
プラス$3
9
$1
プラス$4
10
$1
プラス$5

グランマーチンゲール法の場合

ゲーム回数 勝敗 賭け金 損益
1
x
$1
マイナス$1
2
x
$3
マイナス$4
3
x
$7
マイナス$11
4
x
$15
マイナス$26
5
x
$31
マイナス$57
6
$63
プラス$6
7
$1
プラス$7
8
$1
プラス$8
9
$1
プラス$9
10
$1
プラス$10

比較の結果

ダンベール法とマーチンゲール法はプラス5ドルの同じ額で利益を取り戻せました。連勝している時のダンベール法は利益が上げられるシステムになっていることがわかります。

ダランベール法のまとめ

ダンベール法は基本的な賭け方を決めておけば利益が着実に増えていく方法です。また賭け金の増減が緩やかなので大胆に勝つよりも一歩一歩積み重ねて堅実に利益を獲得していきたい人にお勧めです。しかしながら攻略法そのものはその場の勝敗具合に応じて変えていく方が良い時もあります。ゲームの良い流れを感じたらダンベール法を使うようにして、仕切り直しのルールや損切りラインも予め決めてから挑むべきでしょう。

オンラインカジノでは複数のボーナスを取り扱っていることが多いので、上手くボーナスとダンベール法を使ってゲームに挑戦してみてください。またCasino.orgでは、オンラインカジノで使える様々な攻略法を紹介しています。自分の好みのゲームに合わせて有効的な攻略法に挑戦してみましょう!

ダランベール法に関するよくある質問

ダンベール法を使う時の資金はどのくらいあれば安心?

ダンベール法は長期戦型の攻略法なのである程度資金に余裕があった方が確かです。1ドルからスタートしても良いのですが、その場合たとえ連勝していてもその後に負けが続くと損失が出る可能性があり資金が底を突いてしまいます。もし余裕があるようならスタートベット額は10ドルに設定し、トータル軍資金として300ドルあたりが妥当かと思います。

ダンベール法が使えるゲームとは?

ダンベール法は基本的に配当2倍の50%の勝率のあるゲームに使います。ブラックジャックやルーレット、バカラに有効です。

ダンベール法はどのタイミングがやめ時?

やめ時のタイミングは連勝して賭け金が1ドルになった時です。なぜならその後に勝ち続けても1ドルずつしか増えていきません。また負けが連続する場合や自分で設定した損切額や目標額に達成した時もやめ時です。